9月28日(瓦下に侵入するコウモリ対策) [ケラバステンレスネット補修]
コウモリ侵入箇所の隙間補修に向かいました。
洋風瓦のケラバ部分からコウモリが屋根瓦下へと侵入しています。
このような場合、ケラバ部分(破風板と瓦の隙間部分)へステンレスネットを用いて補修を行います。
瓦と破風板の隙間は台形状の隙間と成ります。
2.5~30㎜の隙間が1階・2階の瓦部分に存在します。
ステンレスメッシュネットをシリコンコーキングで固定します
破風側は全体に補修を行いました
9月24日(飛騨市でのコウモリ調査) [コウモリ調査]
本日は飛騨市神岡町まで出掛けてのコウモリ防除現地調査です。
コウモリは洞窟でぶら下っているイメージが強く、どうして民家にコウモリが居るのか?不思議がられますが、民家に住み着くアブラコウモリは狭い空間を好み、重なるように仲間が集まり営巣を行います。
洞窟や木の洞に住み着く天然記念物に指定されるようなコウモリは、絶滅危惧種扱いとなりますが、ことさらアブラコウモリは繁殖して、今では街中は勿論山間部の民家にも住み着いています。
侵入口付近に体積したアブラコウモリの脱糞
庇を貫通して通る雨樋の付近から侵入して壁面へと侵入しています
軒桁に一旦止まる為に木部が変色してしまいました。
9月22日(すずめぐち板金) [瓦のコウモリ補修]
和風住宅にコウモリが住み着いた場合、侵入箇所の隙間補修を行うと、飛び出したコウモリが他の隙間へと侵入し始めます。
再侵入箇所の一つが、破風側のケラバ部分と樋側のスズメ口という部分へ侵入する事が有ります。
今回は、スズメ口の補修を行いました。
瓦の先端側は雨樋にかぶさる形の成っています。この部分をスズメ口と言います。
角樋は樋受けの爪が確実に留めて有るので取り外す事が容易で無いです。
スズメ込み板金を樋と瓦の隙間からロングドライバーーラチェットで固定します。
9月12日(ヒメスズメバチ調査) [床下スズメバチ調査]
床下換気口からハチが出入りしているとの事で調査に向かいました。
換気口付近でハチを待ち構えると飛んできたのはヒメスズメバチ。ヒメスズメバチは侵入口付近から歩く習性も有るので、換気口付近に巣作りしているとは限りません。
床下から侵入しても天井裏に巣作りしていたことも有ります。
床下へ入り巣の場所を確認しますが、巣は見当たりません。
火打ち土台の上をヒメスズメバチが歩いています。
火打ち土台を渡り切った後は根太掛けを登って行きます
恐る恐る壁の中へセルタイマーで撮影すると巣らしき物が確認されました
9月18日(根太レス新築予防) [新築防蟻処理]
久しぶりに新築防蟻処理現場に出向きました。
最近の建て方は土台を入れた後、根太を土台・大引きの上に並べて床板を張るタイプから、直接30㎜程の合板を土台の上に置いていく工法が取り入れられています。
根太が無いのでネタレス工法とも呼ばれます。
ネタレス工法で建築される現場の新築防蟻処理に出向きました。
玄関の上がり框付近に成る場所です。
浴室の土台部分に成ります。念入りに木部処理剤を散布します。
土台の裏側にも薬剤を散布します。
合板を敷き詰めた後に柱を建て、壁を取り付けます。
壁ができた後にもう一度立ち上がり部分に薬剤処理を行います。